白内障に関するメモ(2013.12.14更新)

2015年4月19日

これは家族のための白内障に関して調べたメモです。

既に片方の目を10年以上前に白内障手術していて、通常の手術ではカバー出来ないのではないかと考え調べたところ、挿入されたレンズの上に重ねるAdd on 眼内レンズというものが存在するという事が分かりました。

現在通っている大学病院、ぶっちゃけボクが多発性硬化症でお世話になっている東京医科大学病院なのですが、単焦点眼内レンズによる通常の白内障の手術しか選択肢が無く、より良い結果を模索するために提示する為の資料としてこれを記します。念のために書いておくと、決して東京医科大学病院が悪いと言っている訳ではありません。入院時に視神経炎による失明の可能性が疑われた際に、熱心に調べてくれて、学会での収穫を教えてくれるような先生もおられます。

最近の検査の結果と、当時の検査の結果を踏まえると、左に乱視矯正、右に通常の眼内レンズが必要という事になります。仮に、慶應義塾大学病院で治療が行えたとして、Add on レンズの選択肢として単焦点眼内レンズ乱視矯正眼内レンズ多焦点眼内レンズ乱視矯正多焦点眼内レンズという選択肢があり、過去に白内障の対処のみ行われ、近年も乱視も合わせて見づらさが増している左目の改善が期待できそうな感じです。

また通える範囲内での選択肢で、南青山アイクリニック東京が存在し、ここは慶應義塾大学病院の医療連携協力医療機関なのだそうです。

参考リンク

Q&Aや体験談など

その他、眼科医療関係リンクとコメント

そんな訳で、既に日が周って本日、随伴して担当医の先生と色々と話し合ってきます。

2013.12.14

東京医大の担当医との相談で、測定値で0.8の視力があるので手術の時期は当人が生活の不便を感じた時点で問題ないとの回答をもらいました。しかし、実際は0.2も見えないと訴えてきたため、その不安を解消すべく調べました。

そもそも、白内障で水晶体が混濁している状態では裸眼視力というものが測れません。

裸眼検査とは別の測定方法がある事を以下のサイトを見て知りました。

追加情報として国立大学法人 電気通信大学光とレーザーに関する学会誌のような物なのでしょうか、ここの1996年度のアーカイブに「最近のレーザー治療」特集という物があります。

Web上からは目次しか見れませんが、ファイル名を直接指定するとアーカイブの本体を読むことが出来ます。

抜粋しますが、

3.3 視機能の測定
He-Neレーザー干渉縞を眼底に投影し視力
(MTF二空間周波数特性)を測定する装置9)によ
り,白内障手術後の視力の予測が可能である。ま
たレーザースッペクルパターン(He.Ne)を用い
て眼の屈折度を測定したり,VEP(視覚誘発電
位)を測定する装置も開発されている9)。

こういった測定が存在し、担当医の言った0.8というのはこの数値の事らしいです。
矯正視力検査時に、「実際見えていなくても0.8あるんだから大丈夫ですよ」、と言われたとの言もあり、まず間違いないと思います。なお、このpdfには白内障に関する有用な記事が結構含まれています。

乱視が改善され、矯正する事で得られる最高値(つまり矯正視力)に近いものという事になります。

という訳で、この事により、少しは不安を和らげられる事になればと祈っています。

この記事を偶然にも発見された方で、家族に白内障で悩んでおられる方がいれば、是非色々調べて教えてあげてください。余程詳しく知りたがる人でないと、担当医はこういった細かな事情や情報は敢えて話してはくれません。ハイハイと答えて、分からないうちに話が進んでしまう事で、当事者の不安が増大してしまうようにも思います。