PX-W3U3 を CentOS 7 (Kernel 3.x) で活用するために
現在、宅サーバーが録画サーバーと統合サーバーに分かれていて、これを一台に集約しようと作業を行っていました。
この際、 CentOS 7 ( Kernel 3.x系)で PX-W3U3 を使用する必要が生じたのですが、Plex のWebサイトでは現在 ドライバが非公開になっています。
購入時に Linux のドライバがある事を確認して購入しただけに、これはちょっと困るという事で Plex のサポートに突撃して回答を頂きましたので、同様の使い方を模索している諸兄達のためにも公開しておこうと思います。
プレックス サポートからの回答
Webからの質問投稿に関して、このような回答を頂きました。
“お問い合わせありがとうございます。
Linuxでのご使用についてですが、
現状弊社で公開しているドライバは公開しておりません。またGPLライセンスについてですが、
開発元と協議させていただいている状況であり
現在時点ではご提供できるソースがございません。ソースの公開が決まりましたら、改めて
ご連絡させていただきます。本件ご希望に添えず誠に申し訳ございません。
何卒よろしくお願い致します。"
開発元と協議中とのことです。開発元がごねている様な事が考えられますが、Plex のサポートには是非頑張って頂きたく応援する所存です。ASICEN社の方にも真摯な対応をお願いいたします。
同様の事でお困りの方、賛同される方はツイートやソーシャルブックマークでのシェアをよろしくお願いします。
また、ボクと同様の質問をされた方も他に居られるようで、匿名での掲載許可を頂きましたのでここに紹介しておきます。
匿名 k さんの例
@sekishi1259 もちろん問題ありません。ソースの公開は無理でも、せめて3.X系のドライバを公開して頂けるとありがたいですね。
この方は半年ほど前に問い合わせを行い同様の問い合わせを行い、ほぼ同じ内容の回答を頂いたそうです。
Linux で使用する事を前提に購入した人も少なからず居る訳で、Kernel 3.x 系のドライバだけでも公開して頂きたいものです。
経緯
統合サーバーに関しては、先月の終わりに長年使用しアップグレードを繰り返してきた Fedora から CentOS へ移行して、現在は CentOS 7.1 が導入されています。
これに録画サーバーで使用していたPX-W3U3とPT2を接続し、環境を統合した上で、Atomプロセッサを使った省エネPCに乗せ換えるという事を計画していました。
ところがサーバーへDTVチューナーを乗せ換えている段階でこの問題が発覚したわけです。
PX-W3U3 に対する考察
PX-W3U3のシリアルラベルに MADE IN TAIWAN とあり、内部構成が ASIE5606B2 + ASV5211 x 2 である事から ASICEN 社の ODM (Original Design Manufacturing) だと思われます。
シングルチューナー仕様のPX-W3U2がAP-3S2U、ダブルチューナー仕様のPX-W3U3がAP-3W4Uに当たるのではないかなと見ていますが実際の所は定かではありません。
公開当時のドライバに含まれているファイルを見ると、コンパイルされた環境が伺えます。
察するに、Plex が自社ホストにユーザーを開設して、そこで作業をさせたという所でしょうか?、ソース自体は持っているがドライバ公開を停止するに至る理由があるという事でしょう。
開発元は違いますが、同社製品のスティック型モジュールのチューナーはLinuxのカーネルモジュールに取り込まれている事もあり、こちらもそういう方向へ向かってほしいと願うばかりです。
そもそも Kernel 3.0 自体が Linux 20周年記念で 2.6.40 がリネームされた物で、これに対応出来ないとは思えません。
Linux 3.0がついにリリース、バージョン番号付けルールが変更に | OSDN Magazine
http://osdn.jp/magazine/11/07/25/045229
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