挿し木 は科学実験であるという事 (小瓶培養)

家内の一角に挿し 木ブース があります。

切り花にしたものの果ての姿であったり、枝元を害虫にやられてやむなく切ったものであったり、理由は様々ですが見込みのある物たちがここに集います。

挿し木 ブース 屋内

挿し木 と言うと、いきなり地に挿してしまいそうなイメージがあります。大量に挿して生き残ったものを育てていくというのもありなのですが、希少種であったり、そもそも数が用意できない場合は、培養液に浸して徐々に成長を促していきます。

挿し木 を培養する

我が家で使うのは原液タイプの HB-101 です。小瓶に2~3滴を垂らし、挿し穂を入れて日々成長を見守ります。

培養液 HB-101

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植物の生命力というのもは侮れない物があって、 挿し穂 の先にコブが付き始め、やがて発根します。

発根

ある程度、根のような形状が見て取れるようになったものから、屋外の 挿し木 ブースへ移動させていきます。

挿し木 ブース 屋外

ここの鉢は下に受け皿があり、水分がある程度維持されるようになっています。水気の多いやわらかめの土で、 培養瓶 から出てきた 挿し穂 を土に慣らしていきます。既に根があるため、 葉っぱ や枝が無い状態からでも発芽して育っていくんです。

因みに、 培養 せずにいきなり地に挿してしまう場合は、 日照 で干からびてしまわない様に 葉っぱ を半分ほどに切っておきます。根が無いため、水分を引き上げる力が弱いためです。

直挿し木

こうして、無事発根できたものは 葉っぱ が枯れ落ちてしまっても発芽することが出来ます。