OpenWrtを入れたWHR-HP-G300Nを普通のWi-Fiルーターとして使う
OpenWrtの記事を書き始めたものの、病気の再発、入院などという経緯で棚上げになってしまったため、一度リセットして通常のルーターとして設定する所からやり直します。
まずはSystemタブのAdministrationからパスワードの設定を行います。
これを行う事で、次回よりこのパスワードでWebUIにログインが可能になり、ルーターにぶら下がるローカルIPからSSHでログイン出来るようになります。
導入して初期状態のOpenWrtは以下のようになっていて、Wi-Fiのアクセスポイントは無効化されています。(この辺りはいそいそとWi-Fiのセキュリティを設定しないといけないDD-WRTより好感が持てます。)
上位ルーターにぶら下げてWi-Fiアクセスポイントにする程度なら、アクセスポイントの設定をするだけで、取りあえずは使えてしまいます。
※ 2014.01.09 sshのポート番号が20と記載されていたので22に修正しました。
ではアクセスポイントの設定を見ていきましょう。
General Setupでチャンネル設定と出力設定、SSIDの設定を行いSaveします。
この時注意しなければいけないのが出力設定で、日本の法律では10 mWに設定する必要があります。詳しくは総務省 電波利用ホームページをご覧ください。五輪招致に伴いこのあたりの制限が緩和されれば、出力を上げて運用することが可能になるかも知れません。
続いてWireless Securityのタブで暗号設定をします。この辺りは以前使っていたものと同じ設定にすると移行が楽でしょう。Save&Applyで設定を有効にします。
ネットワーク関連のリスタートにしばらく時間がかかるので設定ページにアクセスできるようになるまで待ち、Enableのボタンをクリックするとアクセスポイントが有効化されます。
Webインタフェースでの設定全般について言えますが、タブ毎にSaveしておいて、ひとまとまりの設定が終了したらSave&Applyを行うのが効率的でしょう。
上位ルーターが存在する場合はブリッジとして使い、上位ルーターと同じアドレス帯を使いたい訳ですが、この場合はブリッジとして動作させて、Wi-Fiや4ポートハブのアドレスを上位ルーターのDHCPから貰う設定をする必要があります。
WebUIの画像で表すと以下の様な状態にすることになります。
ブリッジ化に伴い、WAN側(この場合は上位ルーターのネット網)からWebUIやSSHにアクセスしたいのでポートを解放します。
設定はいたって簡単で、NetworkタブのFirewallを選択、そしてTraffic RulesタブのOpen ports on routerの項目からTCPの22番と80番をそれぞれ追加し、Save&Applyを押せば完了です。
ブリッジ化するにあたり内部LANが不要になるためInterfaces画面でLANをDeleteするかStopで停止させます。後で内部LANを使用する可能性がある場合はStopさせておくだけにするのも手です。続いて、WANのEditボタンでコンフィグレーションに入り、Bridgeを作成しWi-Fiとハブ(eth0)を接続してSave&Applyを押せば完了です。
LANを再作成したいような場合もあるかと思うので、デフォルトの設定を覚えておくと良いかも知れません。
今回は初心者仕様で解説するために、WebUIだけを使い設定しました。
次回以降は少しずつハードルを上げ、WebUIとSSHを織り交ぜて内部を設定し、自分好みのカスタムルーターを作成していきます。
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