Visual Studio 2013 の プラットフォーム ツールセット を拡充する
Visual Studio 2013 のプラットフォームビルドツールの選択肢
- Visual Studio 2013 (v120)
- Visual Studio 2013 – Windows XP (v120_xp)
- WindowsApplicationForDrivers8.1
- WindowsKernelModeDriver8.1
- WindowsUserModeDriver8.1
- Visual Studio 201 0 (v100)
- Visual Studio 2008 (v90)
各々はインストールされている事が前提ですが、これだけのプラットフォームビルドツールを必要に応じて切り替えることが出来ます。
2012が無かった事にされているのは良い突っ込みどころではあります。2005の対応はインストール関連の問題からカットされたという所でしょう。
C++のSTLの実装に関して、筆者の知る限りでは Visual Studio のバージョンごとにコンテナの仕様が変わっていたりと、最終的な機械語コードに差異が生じます。これを許容できるアプリケーションなら良いのですが、他のアプリケーションのコンテナに直接アクセスをしたいようなケースもしばしば存在します。
アプリケーションの機械語コードのレベルでの互換性の問題で、どうしても対象ソフトのビルドツールとバージョンを合わせる必要がある場合、 Visual Studio 2013 は優秀であると言えます。
環境のセットアップ
筆者が試したところ、 Visual Studio 2013 の後に Visual C++ 2010 Express 、 Visual C++ 2008 Express のインストールを行っても問題は生じませんでした。因みに Visual Studio 2005 に関しては Service Pack 関連で色々問題が生じる可能性があるためお勧めはしません。
なお Express バージョンにはATLやMFCが付属しませんが、機械語コードのレベルでの互換性を必要とするケースにおいては必要が無いと考えます。
Visual Studio Express 2013 に関してはこちらで記事にしています。
Visual C++ 2010 のプラットフォームビルドツールが必要な方は下記のリンクより以下のらダウンロードしましょう。インストール時に必要ない物はチェックを外し、最少インストールで構いません。
環境をセットアップしたい場合はこちらに記事があります。
Visual Studio 2008 に関しては該当ページにアクセスすると pdf がダウンロードされます。自動的にビューアが開くブラウザであれば問題ありませんが、やや不親切ですのでリンクを貼っておきます。プラットフォームビルドツールは未登録でも可能です。こちらも最少インストールで構いません。通常はWebインストールで構いません。
- Visual Studio 2008 Express Edition with Service Pack 1 Combo DVD
Lang: 日本語版
Size:931 MB
CRC:0x7931C4F1
インストールが完了すれば各プラットフォームビルドツールを選択してビルドが出来るようになります。
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