KONTAKT音源の可逆圧縮
KONTAKT 4.1以降では音声波形データにncwという可逆式のフォーマットを扱えるようになりました。
旧世代のライブラリや、野良ライブラリの多くはwavファイルをそのまま収録しており、容量面においても読み込み速度においても大きな足かせとなっていますが、バッチ処理によりこれを解消することが出来ます。
サイトが無くなってしまったUNLIMITED HELLESTさんの音源を圧縮してみましたが、ディスク上のサイズが半分以下になりました。既に収集したライブラリ群が100Gバイトを超えようとしているので、この結果はなかなかバカに出来ません。
圧縮方法はスタンドアローンのKONTAKTのWindowsアプリを起動して、パネルのFilesメニューからCollect samples / Batch compressを実行します。
続いて、Erase、Multi(i.e. discard all Instruments)?と聞かれますが、OKで次に進みます。
これは、バッチコンバート作業が一度ライブラリを読み込んで作業をするためです。何かしらライブラリを読み込んで作業していた場合は、前もってライブラリをリリースしておきましょう。
次に、コンバートオプションを設定しますが、ここはコンバート元とコンバート先のフォルダーを指定するだけ問題ありません。Uncompressedを選べば非圧縮のライブラリを作成することも出来ます。設定が終わったらConvertボタンを押しましょう。
Windows Vista以降のフォルダー選択の場合は、フォルダーパスをペーストしても移動することが出来るので、多数のライブラリの圧縮作業をする方はエクスプローラーを変換元と変換先の2個を立ち上げて作業すると捗ります。
あとは進歩状況が表示され、終了するとログを表示するかどうか聞かれて終了です。
敢えて非圧縮のファイルを扱いたい場合も考えられるので、オリジナルのアーカイブは残しておきべきだと思います。
互換性の問題でKONTAKT4を残してあるのですが、物によってはコンバート中にアプリケーションが落ちてしまったので、特に理由が無い限りはKONTAKT5で作業するべきでしょう。
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