起動中の Windows を仮想マシン化出来るツールが無料配布中

2015年4月20日

Windows環境を仮想PCソフトへ移行させる「Paragon Go Virtual」が期間限定で無償に – 窓の杜
http://www.forest.impress.co.jp/docs/news/20140604_651741.html

窓の杜のニュースにこんな物が出ていました。

2014-06-06-new-paragon-on-impress

Windows の物理環境から仮想PCのイメージを作成してくれるツールです。起動中にも関わらず仮想PC用のディスクイメージを作れます。恐らくシャドーコピーを利用して起動中のOSの状態を再現しているのでしょう。Paragonはディスクのリカバリーツール等も作っていますから、このあたりの動作仕様は信用できると思われます。

問題はVMの起動調整機能があるとの事で、XPのバックアップを取った時のドライバー関連、WPA関連をどう処理してくれるのかを期待を込めて試してみようと思います。

Paragon Software - 無償ダウンロード
http://www.paragon-software.com/jp/free/
2014-06-06_paragon-gov14-free

廃棄予定のWindowsマシンのディスクイメージを取っておいて、あとで仮想PCで動かすようなことは割とあるのですが、電源を落として別のPCに繋いぐ等々、面倒なことが多い作業です。

このソフトは前述したとおり、起動中のWindowsPCにこのソフトをインストールすれば、自身を仮想PC化することが出来ます。

対象の容量は33Gほど、他のパーティションにLinuxが入っています。

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Go Virtual 14をインストールしたのち実行。

Paragon Go Virtual 14 で Windows PC を仮想化

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まるまるコピーはディスクツールでも可能なのでMBRから Windows パーティションの末尾までのバックアップとします。こういった使い方が出来るのも専用ツールならではと言えるのではないでしょうか?

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作成できるVMのフォーマットは、VMware、Microsoft Virtual PC、Oracle VirtualBoxとなっています。

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続いて、仮想マシンの詳細設定を行います。HDDのアダプタの初期値がIDEになっていますが、必要に応じて変更しましょう。

2014-06-06-configration-vm-gov14

保存場所がデフォルトではMy Documentsですが、ちゃんとネットワークドライブも参照できます。

2014-06-06-select-put-dir-gov14

そして、作業が開始されます。画像は丁度、仮想PCのOS調整に入っているところです。このツールはこの部分が肝ともいえます。通常、XPの場合だと、以前書いた記事の様にすんなりいかない場合はかなり面倒な事をする羽目になります。欲を言えばベタイメージでは無く圧縮イメージが欲しかったのですが、仮想PCソフトの方で処理すれば足りますね。

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仮想PCソフトで起動

当たり前ですが、ちゃんと起動します。

2014-06-06-Windows_XP_oldpc-boot

2014-06-06-Windows_XP_oldpc-boot_loader

ドライバーもするする読み込んでくれて、問題なくデスクトップが立ち上がりました。当然と言えば当然ですがWPAはダメですね…。

2014-06-06_Windows_XP_oldpc-boot-up-desktop

流石に後はあの手この手で何とかしましょうという事で、今後 Windows Vista、7や8でも同じことが起こり得るでしょうし、所持しておいて損はありません。